確かな技術力と
安全管理への意識で
ミチの災害を防ぐ。
◉ 所在地：宮城県東松島市大塩字中沢下地内
◉ 発注者：宮城県東部土木事務所
◉ 用途：砂防堰堤
◉ 工期：2022年9月30日～ 2023年12月27日
台風の被害を受けた区域で、
砂防堰堤の構築が決定。
2019年10月の令和元年東日本台風により、東松島市でも土石流・流木が発生。災害時に要配慮者施設となる大塩小学校に被害を及ぼしました。もともと当該エリアは土砂災害警戒区域に指定されていたこともあり、山間の上流から流れ出る土砂を受け止め、下流に少しずつ流れるように調整する施設「砂防堰堤（さぼうえんてい）」の構築が決定。2022年、宮城県東部土木事務所からの発注を受け、丸本組が工事を行うこととなりました。
確かな技術と安全管理能力を
組み合わせて工事を進行。
砂防堰堤を築造する場所は、狭い傾斜地であり、小学校の校舎の真裏にあたります。さまざまな面から安全を確保するための緻密な計画が必要でした。例えば施工計画に必要な測量では、土砂崩れの恐れのある現場での作業量・時間を減らすため、3次元測量アプリを活用。また、児童の登下校時刻と工事車両の出入り時刻を確認し、交通整備員の配置を検討するなど、最新技術はもちろん、安全・品質管理を徹底して工事を進めました。
ミチの災害の不安から
地域の方々の未来を守り続ける。
「災害を未然に防ぐ重要なモノづくりを完遂できた」丸本組のプロジェクトメンバーは、他の社会資本整備工事と同様に、技術者としての誇りを噛みしめながら竣工を迎えました。さらに今回の工事では、横断幕を通した児童とのメッセージのやりとり、建設業の魅力を伝える現場見学会など、地域の方との交流も大きなモチベーションとなりました。完成した砂防堰堤は今日も、ミチの災害の不安から人々の笑顔と未来を守り続けています。
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